採用がうまくいかないとき、
何から見直すべきか
「求人を出しても応募が来ない」「採用しても、すぐに辞めてしまう」。人の悩みは、中小企業の経営者の方からいちばん多く寄せられる相談のひとつです。この記事では、採用がうまくいかない本当の原因と、見直すべき順番、採用代行(RPO)の上手な使い方をまとめます。
採用がうまくいかない原因は、媒体より手前にある
応募が集まらないと、多くの会社は「求人媒体が合っていないのでは」と考え、媒体を変えたり、掲載の枠を大きくしたりします。もちろん媒体選びも大切ですが、それだけで結果が変わるケースは多くありません。
原因は、もっと手前にあることがほとんどです。「どんな人に来てほしいのか」「その人はなぜ、うちの会社を選ぶのか」が言葉になっていないと、どの媒体に載せても、求人票は他社と同じように見えてしまいます。
「誰に、何を伝えるか」で決まります。
見直す順番は「人物像 → 訴求 → 経路 → 選考 → 定着」
採用の流れは、上流から下流へとつながっています。上流がずれていると、下流でいくら工夫しても成果につながりません。見直すときは、次の順番で確認していきます。
どんな経験・価値観の人に来てほしいかを言葉にする
その人がうちを選ぶ理由を、求人票や面接で伝わる形にする
その人がいる場所で探し、見極めの基準をそろえる
入社後の最初の3か月で、迎え入れ方を決めておく
1. 人物像:「誰でもいいから来てほしい」をやめる
人手が足りないときほど、条件を広げたくなります。しかし、条件が広いほど求人票はぼやけ、本当に来てほしい人にも響かなくなります。「必ず必要な条件」と「あればうれしい条件」を分けるだけでも、求人票の伝わり方は大きく変わります。
2. 訴求:給与以外の「選ぶ理由」を見つける
中小企業は、給与や知名度で大企業と同じ土俵に立つと不利です。社長との距離の近さ、任される仕事の幅、働き方の柔軟さなど、自社にしかない魅力を、今いる社員の声から拾い上げます。
3. 経路と選考:探す場所と、見極めの物差しをそろえる
人物像が決まれば、その人がよく使っている媒体やスカウトの方法も見えてきます。あわせて、面接官によって評価がばらつかないよう、確認する項目と基準を事前にそろえておきます。
4. 定着:採用は「入社したら終わり」ではない
せっかく入社しても、最初の数か月で辞めてしまっては元も子もありません。誰が教えるのか、最初の1か月で何をできるようになってほしいのかを、入社前に決めておきます。
今すぐできる採用セルフチェック
- 来てほしい人物像を、社内の誰に聞いても同じように答えられる
- 求人票に、給与と仕事内容以外の「うちを選ぶ理由」が書いてある
- 応募から面接までの連絡が、3日以内に返せている
- 面接官ごとに、評価する項目と基準がそろっている
- 入社後3か月の受け入れの流れが決まっている
当てはまらない項目が多いほど、媒体を変える前に見直せることがあります。上の項目から順に手をつけるのがおすすめです。
採用代行(RPO)を使うなら、どこまで任せるか
RPO(採用代行)は、採用の業務を外部に任せるサービスです。日程調整やスカウト送信などの作業だけを任せることもできますが、上流の人物像や訴求の設計から関わってもらうほうが、成果につながりやすくなります。
作業だけを外に出すと、社内には何も残りません。設計から一緒に行い、やり方を社内に引き継いでもらうと、次の採用からは自社で回せるようになります。
HITODASUKEは、採用支援の経験をもとに、人物像の設計から選考の運用、入社後の定着までを一貫してお手伝いしています。「何から手をつければいいか分からない」という段階からでも大丈夫です。
よくあるご質問
Q.求人媒体を変えるのは意味がないのですか?
意味はあります。ただ、人物像と訴求が決まっていない状態で変えても、効果が出にくいのです。先に「誰に何を伝えるか」を決めてから、媒体を選ぶのがおすすめです。
Q.採用担当者がいない会社でも、RPOは使えますか?
はい。担当者がいない会社こそ、RPOを使う意味が大きいです。社長の時間を取られがちな日程調整や連絡を引き受けつつ、採用の仕組みを一緒に整えます。
Q.新卒採用と中途採用、どちらも相談できますか?
どちらもご相談いただけます。新卒と中途では探す場所や伝え方が違うため、それぞれに合わせて設計します。
Q.どのくらいで成果が出ますか?
求人票の見直しだけなら、数週間で反応の変化が見えることもあります。採用の仕組みとして定着させるには、3〜6か月ほどを目安にしています。
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